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オタクのブログ。何の脈絡もなく日常や推しカプの話をするので閲覧の際はご注意ください。ごちゃ混ぜ二次創作サイト👉http://hyacinthus.s296.xrea.com
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33巻と勝デク

33巻と勝デク

家の近くの本屋で購入。かっちゃんの眉間に皺寄せてない顔が大好きなので自引きできて嬉しい〜!!

※先の記事では書ききれなかったネタバレを含む勝デクに関するあれこれ(本誌のネタバレを含みます)

ヒロアカを読み返すきっかけになったのは内通者絡みの展開を人から聞いてビックリしたからだったんだけど、かっちゃんがデクに昔したことを謝って名前を呼ぶようになることはもっと前にネットのトレンドとかで目にしていて、でもヒロアカ自体長らく読んでなかったから「そうなんだ〜」くらいにしか思ってなかった気がします。(「かっちゃんvsデク2」を見るまでかっちゃんのことは、デクにとって集団生活を送る中で避けられない不和の象徴というか、お互いの進む道の上にお互いがいることが不幸なことのように感じていたので、和解はできなくても上手くやっていけるようになると良いよね、くらいに思っていた)
でもそこに至るまでの展開、私闘を経て秘密を共有する仲、お互いを高め合える真っ当なライバル関係になって、OFAが危険かもしれないと気付いてからはデクの身を案じて、弔との戦いでは周囲にある全部の力を借りてもデクを守ろうとして、それでもデクの命が脅かされたら自分の身を投げ出してでも庇おうとして…っていう積み重ねの延長線上にこのやり取りがあると知った上で読んだら、もう、無茶苦茶感動しました。
それに対するデクの返事が「酷い事言ってごめん」なのも、かっちゃんに昔されたことや言われたことを恨んだりしてないことの表れのように感じたし、かっちゃんもきっとそれを知っている上で、それでもちゃんと伝えて、デクや自分自身と向き合うって決めたんだと思うと…この二人は、もしかしたら個性のある世界でなければ仲違いすることなく仲の良い幼馴染でいられたかもしれないけど、この世界だからこそお互いの存在がこんなに深いところで影響し合って、結びついてるんだなあと思いました。やはり勝デクは世界………。

あと本誌を読む前、29巻を読んで決定的に勝デクを好きになった後に色々な情報を漁るうちに堀越先生のインタビューに辿り着いたんですが→ https://www.cinematoday.jp/page/A0006998 敵連合に攫われたかっちゃんを皆で助けに行くところ、切島くんの手をかっちゃんが掴んだシーンを初めて読んだ時は、周囲を観察して分析するのが得意なデクの考えた作戦が上手くいったことに感動したしポジティブな意味ですごく好きだったのだけど、堀越先生がこれを「悲しいシーンでもある」と言っていることにものすごい衝撃を受けて…きっとデクとかっちゃんの和解を一番望んでいたのは堀越先生なんだろうなあ。2作目の映画の中でデクが伸ばした手をかっちゃんが掴んで血を分け合う場面、あれを指して「ある種最終回」と呼んでいるのだとしたら、その更に先を読めるのはすごい幸福だ…

ところでめでたく勝デク推しになってからもう一度本編を読み返して、かっちゃんがデクに向ける感情の変化を噛み締めたりしたんですが、「かっちゃんvsデク2」でデクがどうしてかっちゃんのやり場の無い気持ちを受け止めようと思ったのか、デクがかっちゃんに抱いてる想いがどういうものなのかって考えてもなかなか理解が及ばなくって、最終的に個性が発現するよりも前の小さい頃からずっとかっちゃんに憧れてたから、仲が拗れても好感度が高い水準のままだったのかなとしか思えなくなってしまった…😌