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オタクのブログ。何の脈絡もなく日常や推しカプの話をするので閲覧の際はご注意ください。ごちゃ混ぜ二次創作サイト👉http://hyacinthus.s296.xrea.com
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年末とヒロアカと勝デク

年末とヒロアカと勝デク

いつの間にやら12月31日…今年の前半は仕事で望んでない役職に就けられて忙しくしつつも周囲の人たちに助けられながら楽しく働けてたんですが、10月から別の部署に異動になり、業務に慣れない上に職場環境もなんだか上の人達がギスギスしてて現在進行形で気分が澱みっぱなしなんですが、好きなもの達にたくさん楽しませてもらえた1年でした。
レツゴ(沖田カイお誕生日おめでとう〜!!絵は途中までしか描けなかったんですがいつか完成させたい…)、逆転裁判(pixivで今年一番見たタグの解析みたいなのをやってみたら御剣怜侍でした)、刀剣乱舞(福岡に長谷部を見に行きたかったけど無理そうなので再来年に行けたら良いな〜CV細谷さんの刀も楽しみ!)、吸血鬼すぐ死ぬ(アニメに毎週癒されてました。ジョンくんファンクラブ入りたい)、米澤穂信作品(最近『王とサーカス』『真実の一〇メートル手前』を読み終えました。どちらもすごく良かった…『栞と嘘の季節』も読んでます。続きが楽しみ!)に加えて、先日姉から「ヒロアカのヤバイネタバレを踏んだ!」と連絡があり、私も少し前に相当ヤバイネタバレを踏んでいたのでそのことかな?と合意の上でお互いの知ってるネタバレを話したら何それヒロアカそんなすごいことになってるの?!となり、ここ4年くらい漫画を追いかけていなかった上にアニメは見ていなかったので、初めから視聴することにしました。最初のうちはスペース★ダンディと同じ制作会社なんだな〜作画が漫画のまんまだし映像すごいな〜みたいな感じで見てたんですが、結論から言えば4年前から推しが変わり推しカプができ漫画を20冊程買い足しました。

※ここから下はヒロアカ32巻までのネタバレを含みます

ヒロアカを読み始めたのはたしか2巻が出た頃で、眼鏡キャラが好き&良い奴&面白いの三拍子が揃った飯田くんが一番好きでした。(もう一度最初から読み返しても、やっぱり飯田くん良い奴で面白くて好き!って思いました。思わぬ伏兵に心臓を鷲掴まれたけどその点は変わらない…)それと当時はまだ腐女子ではなく、カップリング的な目線で言えばデクとお茶子ちゃんの仲の進展を微笑ましく思っていた覚えがあります。(これに関しても思わぬ伏兵に覆されてしまったので…お茶子ちゃんには申し訳ない…(?))
単行本12巻までは初版で買っていて、仮免試験で登場人物が増えて話が分からなくなっちゃったのかな…その後本屋でヒロアカの表紙を見かけたらオールマイトみたいなオールマイトじゃない人が描かれていて、あれ??デクは??ってなった記憶があります(ちゃんと話を読んだ上だと、次の平和の象徴になり得る人として意図的にデザインされていたと分かるのですが)
それでいつだったか荼毘の正体が本誌で明らかになった時にSNS上で話題になっていて、断片的な情報ながらヒロアカ、そんなことになってるんだ…!いつか続きを読もう…と思いつつできてなかったのですが、前述の姉からのネタバレ(◯◯くんが◯◯者)を知って、いよいよ持って何それー!!!となり、色々と忘れてるし最初から見返そう…と思ったのでした。

アニメ、見てなかった自分を叱り飛ばしたくなるくらい本当に良くて…オールマイトとオールフォーワンの闘いで、内容知ってるのに今年一番ってくらいゴン泣きしました。
単行本で途中まで読んでいた仮免試験も楽しく見終えて、デクがかっちゃんに呼び出されて戦うように促されるところからは完全に初見だな〜、またかっちゃんはデクに突っかかってるな〜くらいの気持ちで見ていたのですが、かっちゃんが、オールマイトの引退に対して責任を感じていたことを明かしたところで心臓をギュッと掴まれてしまい…………。それまで漫画を読んでる時もアニメを見返してる時も、かっちゃんの内面について全然考えたことがなくて、でも頭の良いかっちゃんが自分が敵連合に攫われたこととオールマイトが再起不能になったことについて因果関係で結び付けてしまうことも自然なことで、でもかっちゃんは敵に目をつけられた被害者であって責任を感じる必要なんてどこにもないのにって考えだしたら、この台詞を聞く瞬間まで特に好きでも嫌いでもなかったかっちゃんのことがどうしようもなく愛しくなってしまいました(っていうことを、アニメを見る前に「かっちゃん嫌い」と言っていた姉に打ち明けたら「好きになっちゃ駄目ってことないでしょ!」って笑われました。姉もアニメを見返したらかっちゃんのこと好きになったそうです)

その後もかっちゃんの活躍や何気ない周囲とのやり取りを見るにつれどんどん好きになり、いつの間にか自分の中で飯田くんと同率一位に…エンデヴァー事務所でのインターンの時に、デクと「APショットと同じ要領だ!」「何で要領知ってんだてめー!」ってやり取りをしていたのが、お互いに対して作っていた壁が無くなりつつあるみたいで、この二人良い関係になったな…と感慨深く思いつつ推しカプの片鱗を感じていたのですが、アニメを5期まで見終えて、続きの単行本を一気買いして…29巻、「爆豪勝己:ライジング」を最後まで読んだら、もう、駄目でした。勝デクは世界でした。
モノローグの「その時俺の頭には何もなくてただ身体が勝手に動いてた」っていう言葉が、中学生の頃にかっちゃんを救けるために駆け出したデクの姿に重なるのが、あまりにも美しすぎて胸が詰まりました。堀越先生、お話の運び方が上手すぎる…かっちゃんのことを好きになったきっかけも強さやかっこよさじゃなく心情を吐露した瞬間にあったし堀越先生によって好きにならされたと言っても過言ではない時点で分かっていたけど…
その前の場面でも、ワンフォーオールが狙われてると分かった瞬間にデクのことを案じて一緒に来てくれたり、戦いの中で消耗するデクを守るために周囲に的確に指示を出したりって、私闘以来の二人の関係性の変化が全部ここに繋がってるように感じたし、多分、その後の巻でかっちゃんがちゃんと生きていると分かっていたから抱いた感想だと思うんですが、オールマイトの強さに憧れて、勝つことに重きを置いてきたかっちゃんが、咄嗟にデクを守るために身を挺したっていうのが本当に本当にかっこよくて…その姿に、かっちゃんがヒーローとして新たなステージに上昇したことを告げる「ライジング」って言葉が冠されたことも嬉しかったし、AFOに立ち向かうための力であるOFAの持ち主のデクとの関係性を通じて成長と変化を遂げたかっちゃんの存在はきっと世界の命運を賭けた戦いにおいて戦力的な意味でもデク個人にとっても大きな力になると思うし、そんなことが頭の中をぐるぐる渦巻いた結果、勝デクは世界であると理解しました。
あと、オールマイトとの対話の回想の中で珍しく眉を寄せてない表情を見せているのがなんだかすごく好き…「贖罪」って言葉を出されてそんな表情でデクのことを見つめるのか…っていうのと、それさえ抜きにした無私の衝動で飛び出してしまうところまで描いた29巻の全てが筆舌に尽くし難く最高で読み終えた後しばらくの間いつでも読めるように枕元に置いていたと話したらやっぱり姉に爆笑されました。

最新の32巻は、これまでヒーロー達が守ってきた世界を、真っ直ぐに人を救けようとするデクを見てきたからこそ憔悴しきった姿を見るのが辛くて…最後の最後にかっちゃんが出てきた時に本当に救われた気持ちになりました。かっちゃん大好き…やっぱり勝デクは世界です。
本誌は読めてないのですが33巻の発売まで待ちきれないのでこれから電子で読もうと思っています。楽しみ!時を隔てて2021年末にヒロアカの大波に呑まれるとは全く思ってなかったから人生って楽しい。今好きなキャラクターを5人挙げるとすればかっちゃん飯田くんデク常闇くんオールマイトです。


写真は当日までクリスマスって実感が全く無くて慌てて買って食べたクリスマスケーキです。あと人生の推しバンドが期間限定で演奏の映像を公開しているので紹介させてください。
https://youtu.be/Ar8ZRyGoG4o
「でもね僕らは未来の担い手 人の形した光」「君が好き この響きに潜んでいる温い惰性の匂いがしても 繰り返し繰り返し 煮え切らないメロディに添って思いを焦がして」って勝⇄デクに似合うと思う。