2020年末に爆走兄弟レッツ&ゴー!!にはまった | spherical

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オタクのブログ。何の脈絡もなく日常や推しカプの話をするので閲覧の際はご注意ください。ごちゃ混ぜ二次創作サイト👉http://hyacinthus.s296.xrea.com
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2020年末に爆走兄弟レッツ&ゴー!!にはまった

2020年末に爆走兄弟レッツ&ゴー!!にはまった

突如として爆走兄弟レッツ&ゴー!!にはまった2020年の冬🏁🏎

11月に家にHuluを導入したのですが、『スポンジボブ』が見たいなあ〜と思っていたら英語版しか配信されておらず、あのクレイジーさを楽しむにはやっぱり日本語版が良いなあ…としばらく放ったらかしにしていました。そのうちに家族が子どもの頃に2〜3作目を見ていたという『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』を見始めて、毎日家に帰るとレッツ&ゴーがテレビから流れているようになったのがきっかけで、90〜00年代のキッズアニメで育った世代なのもあり、目が縦に長い絵柄に親しみが湧き、可愛いな〜とは思っていたのですが話の流れが分からず。ある日家族に横から「今どういう展開なの?」って聞いてみたところ「烈と豪の持ってるミニ四駆のご先祖様が…」って返ってきて、「ミニ四駆のご先祖様」という耳慣れないフレーズに面食らい、無性に気になったのでそのままの流れで見ることしたのでした。
見ていると、ミニ四駆がまるで子どもの声に意思を持って応えてるような描写は、主人公達がそれぞれの相棒と心を通わせて一緒に戦うっていう点で自分が子どもの頃に親しんだポケモンやデジモンにも引き継がれているように感じた一方で、「ご先祖様」って言葉もそうだけど、大事に育てたマシンに魂(付喪神みたいだなあと思った)が宿るような演出は、後年の作品よりも日本的なのかもしれないなあと思ったり。それから、豪の声がとっとこハム太郎における推し(トラハムちゃん)と同じで嬉しかったり、エンディングの「傷つくこともできない」って曲がめちゃめちゃ良い曲で驚いたり…途中から見始めたなりに楽しんで見てたのですが、その次の話で烈と豪のマシンが悪い大人によって溶岩に溶かされてしまって、「そんな酷いことする?!?!?!」ってびっくりして、呆気に取られつつそのまま藤吉カップまで見終えて、このまま見続けてはいけない…ちゃんと1話から見よう…と思いました。たぶん登場人物たちがミニ四駆にかける本気を漫然と見続けるのは誠実ではない…と直感したんだと思う。翌日が休みだったのも幸いでした。

https://youtu.be/4iRS9yQRAt8
最初から見始めたら、表情豊かで縦横無尽に動き回る絵がとにかく可愛い!「博士」って概念もよく分かってなかったけど玩具メーカーの開発職みたいな人なのかな?って思ったり、「B」ってでっかく書かれたTシャツが目立つ黒沢くんって子は噛ませ犬っぽいけどそこが好きだな…って思ったり、二郎丸が慣らしに使っちゃって豪のと取り替えようとした電池を自分が使う鷹羽リョウはめっちゃ良い奴だな…と徐々にキャラクター達や世界観に馴染んでいきました。
オープニングの歌が、ぱっと聴いた印象だと、ボーカルに山下達郎の昔の歌でしか聴いたことのないようなエコー?リバーブ?がかかってるのが90年代的で良いな〜と思っていたのだけど、さらに聴き込んでいくと歌詞が「飛び出すマシンは僕の願いを乗せて」ってアニメとリンクしているのとか、ピアノの音色が優しげなのも素敵で…映像も、絵がひたすら可愛いし、ジュンちゃんが大人びた表情を見せたと思ったらカメラが引いて全身が映って3頭身の小さい女の子だと分かるところがすごい、何とも言い難く好きです。
その後も、Jを煽ってもう一度レースするきっかけをくれる鷹羽リョウやっぱり良い奴だな…って思ったり、黒沢くんのこと噛ませ犬だと思ってたら強くなってまた出てきてくれて喜んだり。マグナムとソニックを溶岩に落とした大神博士はマジで悪い奴すぎるけど沖田カイに言うこと聞いてもらえないのがめっちゃ面白い。その沖田カイはレーサーの風上にも置けない悪い奴だけど台詞の切れ味がいちいち良すぎて、キャラクターとしてめちゃめちゃ好きな奴…ネオトライダガーZMCが炎の中で真の姿になる演出がすごくかっこいいし、自分の大切なマシンを切り裂いたビークスパイダーを助ける鷹羽リョウはやっぱ良い奴…っていう風にキャラクター達を好きになりながら、33話「砂嵐の戦い!ルール無用の大神レース」のレーサー達の頑張りと表彰台の上で啖呵を切る烈の言葉に号泣してたら一緒に見てた家族に「ここまではまると思わなかった」って言われました✌

全51話を通して、黒沢くんやまことくんといった脇役に至るまでどのキャラクターも輝いていて、それから主人公達が大神博士達と闘う理由が、自分で思い入れを持って組み立てたミニ四駆を走らせて勝つことVS確実な勝利のために他者のマシンを壊すこと、って一貫しているのが見ていて明快で面白かった!
それに、与えられたマシンで他のマシンを破壊して勝つ喜びしか知らなかった大神軍団が、速さを競う楽しさを知って、自分のマシンを作りたいと願うに至るまでの過程が丁寧に描かれていてすごく良いな…と思いました。50話でゲンがブロッケンファングを取り払って純粋なスピード勝負で優勝して喜ぶところがすごく良かった…大神博士ですら、鉄心先生や土屋博士と一緒に卓を囲んでいたり新マシンを開発する烈にウキウキで助言したり、人間味あふれる姿が描かれててだんだんと憎めなくなってしまった…過ちを犯しても、間違いを知ったところからどんな風にも未来を変えていけるというような、優しい希望に溢れた本当に良い話だと思いました。
個人的には沖田カイが、台詞回しがかっこいいところや権力(大神博士)に屈しないところ、可愛らしい見た目に反して行動が破天荒すぎるところがめちゃくちゃ好きで…何かと火をつけがちでそこまでする?!?!って出てくるたびに楽しませてくれた…鷹羽リョウとの勝負に執心するところも、最後には速さで競い合いたいと思い、ネオトライダガーZMCをブロッケンGから庇うところも好きです。
Huluで観れるのが12月31日までと知って居ても立っても居られず、DVD-BOXとテーマソングコレクションを揃えたり、家族が実家からミニ四駆を持ってきてくれて思ったより小さい〜!可愛い〜!って感動したり、Amazonでビークスパイダーを探してみたらレビューに「空気の刃が出ない」って書かれてたことに笑いつつ、家族が自分のブロッケンGと一緒にビークスパイダーも注文してくれたり…あとWGPも見ています!商店街レースとか、たまに脚本の人お酒飲んでたのかな?みたいな回があって楽しい…鷹羽リョウギャグが好き(鷹羽リョウギャグって言うな)

https://youtu.be/xhoyLhSPhYA
沖田カイがサバンナソルジャーズのコーチとして出てきてくれたのも、武器に頼らずレーサーとしての真っ直ぐな心を目覚めさせた姿を見せてくれたのも嬉しい…一回きりのゲストだと思ってたら割と頻繁に出てくるしリョウが普通に話しかけたり相談しに行ったりしてるから心の中で喜んでいたら、30話では海辺で夕陽をバックに笑い合いながらレースとかしだすから何なんだ???って困惑しました。無印を見て微かにリョウカイを感じた時は、冨田ラボfeat.秦基博の「パラレル」くらいの、大人になったらそんなこともあったなって懐かしく思い出すような淡い関係性くらいに思ってたのですが…

https://youtu.be/RPJPMo0M34o
夕焼けを背に二人で海辺を走りながらってシチュエーションでリョウの方から「なあ、カイ」「何ですか?」「ああ…いや、何でもない」って言いかけて満足気な顔してやめるのにものすごく動揺してしまったのですが、翌々日くらいに冷静な頭で考えたらリョウが言いかけて飲み込んだ言葉はおそらく「他のマシンを傷付けるような走りを辞めたカイとまた一緒に走れて嬉しい」というような内容で、わざわざ過去を蒸し返して今のカイを傷付ける必要は無いと判断したリョウの優しさを表したシーンなんだと思うのだけど、あまりに演出がラブコメすぎて見返すと照れてしまう…ゲンも元気そうで何より。単身スペインで頑張ってるのすごい。いつか彼と彼のチームの話も聞いてみたい。
好きな作品が増えると人生が輝くことを改めて学んだ2020年の冬でした。